久しぶりになんか書くか。。と思って開けてみたら、前に書いたはずのものがない。なんで?と探したら、下書きのところに入ったままだった。ん-、公開にした覚えがあるんだけどなぁ。年取ってくるとこういうことが増えるね。

 

昨日と今日、夜の早いうちにISSのパスを見ることができた。

昨日は短めだったけど、快晴の濃紺の空にスーッと流れて行ってとても綺麗だった。途中でふいと消えるのがすごく不思議。横の方には金色の細い三日月がスマイルしてるように出ていたし、帰りは(よく見えそうな大通りまで見に行った)シリウスどのをはじめとする冬の名残の星々に挨拶しながら、という久しぶりに夢見心地な夜だった。

今日のは昨日より少し早めの時間で、まだほんのり明るさが残るような南西から北東に抜ける長い通過。ベランダから見えた。南のベランダでぎりぎりまで見て、急いで北のベランダに移動したりして。フフッ暇人か、という感じだけど。。見れる時に見とかなければ。今日も美しかった!

あれに人が乗ってるというのがまた不思議な気分を盛り上げる。10代の頃に読んだSFの世界の一端を実際に見ているような。そんなことを言うと、スマホなどの今や一般化しているツールだってそうなんだけど。超高度な技術を駆使できるほど発達した人類なのだから、それを世界全体が豊かになるためにも使おう!という思想方面も発達してほしいところだ。すでに部分部分では素晴らしい動きがあったりはするんだけどな。。。

 

ビートルズが流れていた

前に書いた、「ビートルズの曲が鳴り続けるお気に入りカフェで、ある日ビートルズとはまるで違う音楽が鳴っていた問題」に関して、先日ほっとしたので書いておこう。

 

ヨガ帰りにまた寄り道していたら、ちょっと休んで珈琲が飲みたくなったので、久しぶりに行ってみることにした。音楽のことも決着つけたかったし(大袈裟)。

恐る恐る?扉を開けて、店主さんに挨拶して、いつもの窓に面した席に歩きながら聞き耳をたてると、聞こえてきた。ビートルズが。やったー!と心の中でガッツポーズ。前回のあれは、単に店主さんのふとした気まぐれだったのかな。わからないけれども。

 

安心して音楽を聴きながらワッフルを選び、注文し、食べながら、この時間がいいんだなぁと改めて思った。懐かしい時空にタイムスリップするような音楽、大きな窓から見える風景、好みの飲食物。元々席数が少ないので人があまりいないというのもいい。お客は自分だけという時も多いから、秘密の場所でちょっと寛ぐ感があるんだよね。ビートルズの曲は、あまりとげとげしたのがないし。

リアルタイムでは先進的で尖ってたのかもしれないけど、その後の攻撃的な音楽をたくさん聞いた耳には、歌詞に皮肉や風刺はあっても音は攻撃的とは感じないし、実験的とか遊び心的な楽しさとか、歌詞も結構深いところを突いてくるのがあったりとか、やっぱり魅力的。

なんか、図らずも魅力再発見な感じになった。。そういえば、今回初めて、曲名が思い出せなかったのがあった。地味だけど好きな曲だったし、アルバムも見当がつくんだけど。のんびりした時に、あの曲を探しがてらいろいろ聴きなおそうかな~、と思っていたりする。

春のお出かけ 2

さて、お出かけの二つ目(一つ目はボツになったけど)の用事、映画鑑賞。

 

「夢みるように眠りたい」

若かりし頃に見て、とても好きだった映画だ!後に出たVHSビデオテープももちろん買った。再生機械がないのでもう見れないけど、捨てることができずにまだ持っている。もしかするとまた何らかの方法で見ることができるかもしれない、と心のどこかで思っていたような気もする。でも、まさか、再びかつてのように、こじんまりと快適な映画館のスクリーンで観ることができるとは、考えてもいなかった!こんなことがあるなんて、ほんとに素晴らしいな。

クラウドファンディングでデジタルリマスター版を作る費用を集めたみたいなんだけど、全く気付かなかった自分がうらめしや。。知っていたら絶対出資していたのに。そして、自分の名前をスクリーンで見れたのに…などと思っても、もう遅い。最終的に目標額を大きく超える金額が集まったらしく、やっぱりたくさんのファンがいはったんやね~♡と、それも嬉しい。最後流れるお名前を見ながら、出資をしてくれた皆様ありがとう!と心で叫んでいたよ。

 

長い時を経て、かつてのナイーブでセンチメンタルな娘さんはちょっと図太くなってたりするので、前のようには感動しないのではなかろうか、という少しの不安と物凄いワクワク感を抱きながら観始めたのだけど、あっという間に「ああ、これや~!」という懐かしさと安堵の混じった気持ちに包まれて、やっぱり昔と同じようにうっとりした。三つ子の魂百までっていうやつ?おばちゃまになっても変わらずだった。

白黒の映像美、レトロな風景、小道具、音楽、筋立て、俳優陣、等々美意識が隅々まで行き届いている感じで、全部好き。(しいていうなら、最後の音楽の音量はもう少し小さくしてほしかった、くらい)

桜が舞い散るなか…とか、もう、散る桜好きにはたまらないよね。ああ、書きながら思い出してると、また観に行きたくなってしまうー。

 

帰りは夢うつつだったことは言うまでもない。

 

 

 

 

春のお出かけ 1

パンを買いに行くという用事と映画を観に行くという用事を、同じ方面ということで合体させたのが、今日のお出かけだ。

そのヘルシー?パンは月に2回しか売らないので、日は限られる。いい季節には、運動とか気分転換を兼ねて自転車で行くこともあるけど、今日は寒い風が吹く予報だったので、バスで行った。パンを買ったら、映画館までは30分ほど歩くと行ける。途中川沿いの道を歩けば、気分も良いし運動にもなるではないか?ナイスな考えだと思ってたのに、行ってみると張り紙があって、パンは来週に変更されていた。

最初からつまずいている。。とがっかりしながら冷たい風の中を川まで歩き、木のベンチに座って、普通のパン屋さんで買ったサンドイッチを食べた。美味しかったし、春の空もきれいだったのでゆっくり食べたかったけど、寒さと、その界隈で悪名高いトンビへの警戒で、かなり急いだ(自分比)。それでも一度など気配を感じて振り向いたら、狙って背後から降りてきたトンビと目があったりした!油断ならぬ。。以前すごい技で手にしたパンをかすめ取られたことがあったので、今回は負けられない。そして、負けなかった。

川沿いにしばらく歩くと、新芽が出てきてほんのり色のついた柳が風に揺れ、雪柳が少し咲き始めていたり、ボケの花は色とりどりに咲いていたりと、寒風以外はいかにも春らしい風情を楽しめて、気分は上々だった。橋を渡って、少し歩くと映画館だ。

映画の話は長くなりそうなので、次回に。。

お気に入りの食堂

先日、息子と久しぶりに二人が気に入っている食堂に行って、牡蠣を食べてきた。緩めとはいえ一応ベジタリアンである私にとって、牡蠣は一年ぶりだ。一年に一度の楽しみ。

牡蠣はスチームと焼きが選べるので、頼んだ量の少しをスチームにすると、それを食べている間に七輪の用意がされ、後は生を自分で焼きながら食べる。熱々の殻をパカッと開けた瞬間、うわー!と声が出てしまう。それくらい大きく丸々とした立派なやつなのだ。つやつやだし。もちろん、味も素晴らしい!ライブな楽しみはないが、元は同じなのでスチームされたのもおいしい。

 

そのお店は、なんでもおいしい。和風洋風アジア風とメニューもたくさんあるし、ちょっと居酒屋風濃い味かと思うと、ヘルシーなご飯ものもあって、ヴィーガンの人もOKだし、頼めばアレンジ等もできる範囲で快くしてもらえたりする。食べ物と同じくらいお店のご夫婦?が良い感じだ。気さくで自由で臨機応変で、できるだけ体にいい素材で美味しいものを作ろうという情熱と生来の気の良さみたいなのを感じて、くつろげる。

 

その感じは、お店自体にも表れている。古い日本家屋をお店に改装してあるのだが、今流行りの小洒落たやつではなくて、奥半分が元のままっぽい畳の和室で、入口と前半分はアジアの田舎?風。無国籍風といった方がいいかもしれない。私は、初めてお店を訪ねた時に一目で気に入って、ここは絶対おいしい!というか自分好みに違いない!という確信を持った。店構えにはそこの人の好みとかセンスとかが出てるので、食べる前から料理の感じがなんとなくわかるし、予想を外すことはあまりない。(たまにはある)

 

なんとお二人は、かつて維新派の屋台村に屋台を出されていたとかで、一度だけだけど観に行ったことのある我々(息子は子供だったけど)にとっては、最初それも嬉しかったりしたのだ。どうりでおいしいはず、自由度高いはず。みたいな。

 

去年はコロナ禍でいろいろ大変だったと思われるが、今年も素晴らしい牡蠣をいただき、自家製アンチョビのパスタを食べ、自家製サングリアを飲み、楽しい時間を過ごさせてもらった。これから更にいろんなことが変化するとしても(きっとするだろう)、願わくはまた来年同じように時を過ごしたい。この時期に、あのお店で。

時々ヴィーガンメニューなど食べに行かねば。

「Away」を見た

去年チラッと情報を得てから気になっていたアニメ「Away」が先日からわが街でも公開され、わくわくしながら見に行った。

小さい映画館の、二つある上映室の小さい方。半分近くは埋まっていた気がする。

 

少し不穏な気配で始まった物語は、セリフや語りなど無いのだが、シンプルで味わい深い絵柄と音楽によってどんどん引き込まれていく。わりと気楽な冒険(成長)物語と勝手に思っていたので、予想外の緊迫感に、ちょっと…結構ドキドキするんやけど…などと思いながら。。

静かで美しい風景とそこに不似合いな影の存在。勇気を出し、目的地を目指してバイクで進み続ける主人公。力尽き、影に追いつかれて、もうだめとなってからの再生。援助の手。

様々なものが、様々なものを象徴していると思われ、心象風景とも思え、それは見る人それぞれに微妙に違うかもしれない。セリフがない分、いろんな解釈が許されると思う。

 

深淵あり、謎あり、しかも登場する生き物が愛らしく(大きくなるほど大雑把なところもラブリー)、植物の緑が輝き、青空が眩しく、漆黒の夜空には星がきらめき、、と風景がほんとに美しくて(ウユニ塩湖のようなシーン!)、そのあたりも全く好みであった。移動がバイクというところも。

相棒的な小鳥がとてもかわいく、好きすぎたので帰りにパンフレットを買って帰った。ちょっと高いと思ったけど、今どきはそんなものかもしれない。良い紙で全ページきれいなカラーだし。映画のパンフレットとか、もうかれこれ何十年も買ってなかったからな。。

 

このアニメのもうひとつ凄いところは、作者が3年半もかけて一人で作ったというところ。想像するだけでしんどそうだが、やはり情熱と確かなプランと忍耐があれば、できるということなのか。そして、その彼の次作はもっと大掛かりな作品をチームで作るらしいと知って、一人でできるということを経験したうえで、より大きなものを作るためにチームで動く、というのがなんか良いなあと思った。ひとりの良さも、チームの良さも、それぞれにあるからね。

 

さっき、他にどんなところで上映してるのだろうとふと気になって調べてみたら、立派で見やすい公式サイトがあったし(知らなかった…)、全国的に結構上映されていて、わが街ももう一つ大きい映画館でも上映を始めていた。人気が高まってるってことかな!と、ちょっと嬉しい。よく考えれば、ラトビアのよく知らない作者とは言え、アヌシーをはじめ多くの国際映画祭で賞を貰ってる作品なのだし、当然のこと。私が興行成績について心配してあげる必要など全くないのだ。老婆心でありました。。

変化の時

長かった雨がやっと止んだようだ。

もう三日くらい太陽を見てない気がするし、二日くらい外出してない気がする。そのせいもあるのか、最近には珍しくこの一週間は長かった感じがあるな。

特に暇だったわけでもないし、週の中ほどにアメリカ合衆国大統領の就任式という大イベントもあったし、それも今回は特に、大事にならなければいいんだけど…という緊迫感のあるものだったんだけど。

とりあえずは何事もなく済んだので、ちょっと気が抜けてボーっとしたってことかもしれない。まだまだ先はわからないけど、無事に新大統領が就任して再び前向きに世界と強調していこうとする(少なくとも建前だけでも)方向に戻ったのは、やはり喜ばしい出来事なのではと思う。空気感も変わったし。

でもまだちょっと何かすっきりしないものもある感。。なんだろうな。前大統領の信奉者たち関係かなぁ。なんにせよ、今は変化の時だから気は抜けない。

そういえば、全然違う話だけれども、たまにヨガ帰りに寄るカフェに先日久しぶりに行ったら、音楽が変わっていた!!いつ行ってもビートルズの曲が小さく延々と流れていて、今こそあまり聞かないけど中学生の頃大好きだった身としては、懐かしく心地よかったのだ。それが、先日は、かつて一世を風靡した?日本人女性シンガーソングライターの曲が(曲を知らなくても声ですぐわかった)延々と流れていて、ええー??となった。

店主さん、どうしたのだろう?何か心境の変化があったとか、お客からなんか文句言われたとか??などあれこれ考え、いつもの珈琲もワッフルも美味しかったけど、やはり音楽が気になって落ち着けなくて、早めに退散した。このご時世だし、ビートルズファンに長居されないように音楽変えたとか?まさかね。

次に行った時はどうなんだろう…と気になるところ。またあれだったら、もう行かないと思う。オーガニックコーヒーもアイスクリームやバナナが適量のったワッフルも美味しくて、女性店主さんもいい感じで、小さいお店だけど居心地よくって気に入ってるんだけどなー。

どうでもいいレベルだけど、これもちょっとした(うれしくない)変化だね。。